2015.12.07 モーニング娘。'15 コンサートツアー秋 ~PRISM~ 日本武道館
ちょっと日が経ってしまっていますが、当日の心境としては、ついにこの日が来てしまったという感じです…。このツアーでの武道館公演は2デイズで、わたしが参戦したのは初日の方になります。でもこの日がわたしが鞘師里保さんのいるモーニング娘。を観る最後の機会でした。
彼女の卒業発表は突然でした。
なんの前触れもなくいきなりブログでそれは発表されました。
その時の気持ちは以前に書いた*1のでここでは割愛しますが、日を追うごとにどんどん寂しいという思いが強くなり、チケットを取ったときはあんなに楽しみだったコンサートなのに、当日が来なければいいとさえ思ったりしました。武道館公演がなくなったってカウコンが終われば彼女は卒業するんですけど。
でもその日はやってくるのです。
セットリスト
1.Oh my wish!
2.君の代わりは居やしない
3.What is LOVE?
4.スカッとMy Heart
6.冷たい風と片思い7.愛の軍団
8.悲しき恋のメロディー
9.笑えない話
10.愛され過ぎることはないのよ
12.明日を作るのは君(小田)13.大阪恋の歌(鞘師)
14.アイサレタイノニ(譜久村、生田、鞘師、鈴木)
15.友 (飯窪、石田、佐藤、工藤、小田、尾形、野中、牧野、羽賀)
16.ウルフボーイ
17.TIKI BUN
18.Moonlight night~月夜の晩だよ~
19.ドッカ~ン カプリッチオ
20.SONGS
23.まじですかスカ!
En1.One and Only
En2.ENDLESS SKYEn3.ここにいるぜぇ!
ちょーざっくりした感想を申し上げますと、とても良かったです!あまりにもざっくりしているのでもうちょっと申し上げますと、とてもカッコよかったです!…埒が明かないのでちょっと詳しく書いてみます。
コンサートに行くと大まかな感想っていくつかパターンがあると思うんですよね。「可愛かった」「面白かった」「つまらなかった」などなど。その中で、この日わたしが受けた印象は「カッコよかった」だったんです。ちなみにOAのハロプロ研修生は「可愛かった」で、こぶしファクトリーは「迫力があった」です。
どのあたりがカッコよかったかというと、まずはダンス。モーニング娘。のお家芸とも言えるフォーメーションダンスはやっぱり武道館のような広い会場で見ると壮観です。13人の息がぴったり合って曲の進行とともにどんどん目まぐるしく展開されていくダンスはやっぱりカッコいいです。でもそれだけじゃなくて、今回は曲の間奏などにダンスがフューチャーされている箇所が結構あって、そういったところで見られるダンスもカッコよかったです。鞘師里保ちゃんや石田亜佑美ちゃんはこういう場面だとやっぱりずば抜けて輝いて見えました。あとダンスとはちょっと違うのですがアクロバット。生田衣梨奈ちゃんのバク転を生で見ることができてテンション上がりました。生田カッコよかったですー!
選曲もカッコよかったです。可愛らしい曲、元気な曲ももちろんあるんですが、中学生高校生が多数を占めるグループにしてはちょっと背伸びしているかなという感じの曲がわりと多く入っていて、でもそれがしっかりサマになっていました。曲によって歌い方や見せ方もしっかり分けられていてカッコよかったです。
そして演出。オープニングから演出がすごくカッコよくてメンバーの名前を呼ぶことすら忘れて見入ってしまいました。セットに檻のようなものが3つあって、順番にスクリーンにメンバーが映し出されていくんですけど、映されたメンバーが檻の中で踊るんです。これがすごくカッコよくて好きな演出でした。他にも火柱が立ったり、ライトの当たり方がカッコよかったり、映像で映し出されるメンバーのダンスと実際のメンバーのダンスをシンクロさせたりと、大きい会場ならではな演出をたくさん見ることができました。やっぱり広い会場はいいですね。
ただやっぱりこの日のことを思い出そうとすると、鞘師里保ちゃんのことでいっぱいになってしまいます。ここに来てすごく彼女に惹かれる場面がたくさんあって。友人が鞘師推しだったので開演前はずっと沈みがちな彼女のテンションを上げようと頑張っていたのですが、いざコンサートが始まってみたらたぶんわたしの方がやばかったです(苦笑)。鞘師のパフォーマンスに圧倒されて見入ってしまったり、でももう見られないんだと思って寂しくなったりして、さっきまで音楽にあわせて動いていたはずなのにふと動きが止まってしまうことが何度かありました。ほんのちょっとだけ泣いたかもしれません。
スタートから鞘師里保はカッコよかったです。彼女のファンにとってもこのツアーは特別だと思うのですが、それでも彼女が登場した瞬間の大声援と会場に一気に広がった彼女のメンバーカラーの赤い光は壮観でした。最初の曲のOh my wish!では彼女はダンスチームの一員として一切歌うことなくダンスに徹するのですが、長い髪を振り乱して全力で踊る姿がすごくカッコよかったです。
そうかと思えば歌も良くて。スカッと~みたいな曲を歌うりほりほが個人的には好きなんです。得意なダンスの影響かはよく分かりませんが、彼女はやっぱリズム感が良いんだろうなーと思うんです。こういう曲って上手くリズムに乗れないと完全にお経や早口言葉になるんです、以前そういう風にしてしまったバンドマンをわたしは見たことがあります(苦笑)。でもこれはそうじゃないんです。コンサートの生歌で聴いてもやっぱりカッコよかった。それを引っ張るりほりほの歌がとても良かったです。
冷たい風と片思いはこの日が初披露でした。歌もダンスもりほりほのソロパートがあって、歌詞の内容も切なくて、りほりほ卒業しちゃうんだなぁって急に思って、なんか呆然とステージを見ていました。曲はすごく好きな感じだったんですけど。次のトリプルA面だとこれが今のところ一番好きです。あとこのあたりは彼女のダンスがフューチャーされる場面が多くて、そういったところでの彼女の生き生きした姿を見たら、すごくなんとなくなんですけど「あぁだからグループを抜けるのか」って自分の中で納得がいったような気がしました。
この日のMC当番は、生田衣梨奈ちゃん、鈴木香音ちゃん、石田亜佑美ちゃんでした。
デビュー当時と今とで変わったことなどの話をしていました。ちょっと全部は覚えてないので断片的に。
まずはだーいしのはじめてのツアーの話。
石田「私、この前はじめてのツアーの映像観たんですよ。そしたらずっとこんな表情(口元は笑ってるのに眼光はめっちゃ鋭い)してて」
鈴木「わかる~。曲中とかであゆみちゃんと目が合う時『あ、またこの表情してる。怖っ』って思ってたもん」
石田「いやあれは、カッコよく見せたくて、でもアイドルだから笑ってないとと思ったらああなったんです」
そして9期のはじめてのツアーの話に。あの頃に比べると色々成長したよねという話もしつつ
生田「でも逆に昔はできたのに今は出来なくなったことなくない?」
好きな先輩やまじですかスカ!の可愛らしい表情が自然にできなくなったという生田。大丈夫、できる、やってみよう、やってー、ということでやらされる生田。でも会場はあまり盛り上がらずスベった空気に。
石田「でもこれはみなさん(観客)も悪い。やってっ言ったならもっと盛り上がってくださいよ~」
鈴木「盛り上げるの下手かww」
そして加入間もないころのPV撮影の話に。
鈴木「今は慣れてきて色々出来るようになってきたけど、加入当時とか首が硬くて。Only youのPVとかアップのところずっと首ガクガクさせてたよww」
石田「えwwそうなんですか!?」
鈴木「そうだよ~(首をガクガクさせながら)」
石田「でも私、まじですかスカ!のPVの鈴木さん好きですよ。可愛くて」
鈴木「ほんと!?私もピョコピョコウルトラのPVのあゆみちゃん好きだよ」
生田「おい、なんだよこの流れ」
みたいな感じでした。断片的だけど。この3人はわりと会話のテンポも良いし、内容も面白いので当たりの組み合わせだなーと思いました。
小田さくらちゃんのソロから怒涛のメドレーが始まりました。このさくらちゃんのソロもそうなんですけど、このツアーって別に鞘師里保卒業スペシャルじゃないので鞘師以外のメンバーにも見せ場があるんですよね。さくらちゃんって太く強い歌声も出せるんですけど高い綺麗な歌声も出せて、この曲では後者の部分を存分に堪能できました。大きな武道館のステージに1人で立っても臆する様子はなくてさすがでした。白いドレス風の衣装も可愛かったです。
そこから一気に雰囲気を変えて鞘師ソロ。衣装は赤いドレスでした。ドレスを振り乱して歌う彼女はとてもカッコよかったです。そしてそこからの9期でアイサレタイノニ。リリースされた時はちょっと背伸びしてるかなと思ったこの曲も今の4人にはしっかりハマっていました。9期っていいですよね!この4人の何とも言えない絶妙なバランスが上手く出ていてすごく良かったです。でももうこの4人も見れないんだと思ったらまた泣きそうになってしまいました。
あとたしか友のあたりで工藤遥ちゃんがカメラにアップで抜かれたときに袖で涙を拭ってて、ここまでくどぅーはすごく堂々とした姿が多かったので良い意味で子供っぽい姿が印象に残りました。
ウルフボーイは鞘師&石田の対になるダンスが印象的でした。この2人が前で踊る曲はこの他にもあったんですけどわたしはこの曲が一番印象に残りました。この2人ってどっちも上手いんですけど鏡で合わせたようにぴったり踊るわけではないんですよね。タイプの違う2人がそれぞれのスタイルで合わせて踊るから、ダンスバトル的な雰囲気も出てすごく熱いなと思います。
カプリッチオあたりからはとにかく楽しかったです。この日のわたしは良くも悪くも「鞘師里保卒業」がずっと頭の中にあったのですが、このあたりのブロックはそれが抜けた状態でコンサートを楽しむことができました。鈴木香音ちゃんの「と!ぶ!よ!」からのドッカ~ン、ちょー楽しかったです。カメラに抜かれた香音ちゃんの顔も良い笑顔で良かったです。あとこのブロックのどっかだったと思うんですが羽賀朱音ちゃんの笑顔がすごく最年少感ある感じで可愛かったです。
わき愛での譜久村聖ちゃんの「あーいさーれ たぁーい!」すごく良かったです。聖ちゃんって勝手になんですけど不器用そうなイメージがあって、リーダーになったら縁の下の力持ち的なポジションになっちゃうんじゃないかって少し思っていたんです。リーダーとして支えることに集中しちゃって前にいけなくなっちゃうんじゃないかと。でもそんなこと全然なくて、彼女のちょっと独特ででも安定感のある歌や、意外とダイナミックなダンスは健在、というかさらに進化していました。
まじですかスカでは、9期のメンバー4人が花道先のステージで他のメンバーはメインステージでのパフォーマンスでした。これがすごく嬉しかったです。アイサレタイノニでもうこの4人だけっていうのは最後と思っていたのにまた見れるとは!曲調もこっちは元気な曲なので、先ほどの大人っぽい雰囲気とはまた違う、はしゃいでいる4人を見ることができてよかったです。9期ほんと良いわ…9期…。
本編ラストは「モーニング娘。で、わたしを一番成長させてくれた曲です」というりほりほの言葉からのOne・Two・Three。私事ですが、初めてハロプロの現場に行ったのはこの曲のインストでした。こんなに可愛い女の子たちがこんなにカッコいいパフォーマンスをするんだというのがとても衝撃的だったのを覚えています。そんな女の子たちのセンターに立っていたのが鞘師里保でした。この日の彼女もとても可愛くてカッコよくて、そしてあの日よりもさらに魅力的で、だからもっと彼女を見ていたくて、でもこれからもがんばれって気持ちもすごくわいて。そしてこの曲はコンサートで聞くのがすごく楽しいです。サビ直前の一気に盛り上がっていくところとか、大サビの鞘師フェイクとかすごく気持ちいいです。新しい体制になってもまた聞けたらいいなと思います。
アンコールはOne and Onlyからスタート。
その後にメンバーそれぞれから挨拶的なMCがありました。2days公演の初日ということもあって、武道館公演ができることへの感謝を伝えるメンバーが多かったです。牧野真莉愛ちゃんの「ホップ・ステップ・マリアジャーンプ!」や野中美希ちゃんの英語MC、佐藤優樹ちゃんの「まさキッス」なんかも見ることができました。
MCの内容で個人的に一番印象に残ったのは尾形春水ちゃんの「いつか鞘師さんに負けないような大阪恋の歌をうたいたい」という話でした。加入当時から憧れの先輩として鞘師里保を挙げていた彼女から「目標」ではなく「負けない」という言葉を聞けたのがなんだか熱かったです。
ENDLESS SKYはだめでしたー。泣いたー。歌詞がもう泣けてくるので…発売前ですが公式でアップされてるのでぜひ…ルマンドのことは忘れて観てください…。*3大サビの前あたりでりほりほとフクちゃんが並んで歌ってるのがアップで映ったときがあって、そのときちょうどまーちゃんが一歩下がって2人の間にいるような立ち位置だったんです。その歌ってる2人の間でまーちゃんが泣いててそれ見たらわーってなってしまってだめでした。その後の大サビもまーちゃん俯き気味になってしまうし。パフォーマンスのクオリティとしてはだめなのかもしれないですが、個人的には素直な感情がのった表情や動きがみられるのは好きだし、まーちゃんのそんなところも良いなと思うのです。でもこの時はもらい泣きしちゃって…はあぁ…。
でもラストのここにいるぜぇ!は一気にちょー楽しかったです。友人にモッシュしようとしたら軽く叩かれました(笑)。メンバーみんな良い顔してて、キラキラしてて、あぁわたしはアイドルのコンサートに来たんだなと思いました。だったらモッシュしようとするなって話ですが(笑)。
プリズム繋がりなのか、家に帰ってなぜか無性にPsycho le cemuのPrismが聴きたくなりました。聴いてみたら、泣きはしなかったけどちょっとうるうるしました。
迷わずに ひたすらに この人生を生きたい
人は皆 叫ぶけど 闘いはやめない
勇ましく 哀しげに この街も流れる
明日を見たいから
(Prism / Psycho le cemu)
りほりほ今までありがとう!
これからのりほりほの人生に楽しいこと、しあわせなことがいっぱいありますように!