今更もう戻れない(仮)

好きなものを 好きなように 好きなだけ

ばんぎゃるだけど泡沫サタデーナイトが楽しい

2016年5月11日、ついにこの曲が世にリリースされました。

モーニング娘。’16の『泡沫サタデーナイト!』

とにかくまずはこちらをご覧ください。

www.youtube.com

 

めっちゃ楽しくないですか?楽しいんですよ。楽しくて仕方ないんです。今日はそんなお話をしようと思います。

 

 

・動画が公開された瞬間からの祭が楽しかった

ハロプロでは新曲の発売に先駆けてYou Tubeの公式アカウントでMVが全編公開されるのが通例となっています。これほんと良いシステム。話逸れますがこれほんとV系ももっと取り入れるべき。これがきっかけで買ったハロのCD結構ありますもん。まぁそれは置いておいて、この曲も発売に先駆けて動画がアップされました。そしてアップされるや瞬く間に話題沸騰。良曲という話題はもちろん、各方面でMVのコラ画像が大量に作られました*1。楽曲の楽しさや親しみやすさ、MVの二次創作的汎用性の高さ的なものなんかが要因だったのでしょうか。GWシーズンに公開というタイミングも良かったのかもしれません。わたしも遊びました。

バンドマンじゃなくてうたプリカミュなんですけど←

この祭が本当に楽しかったです。主にジャニヲタさんたちのコラが多かったのですが、みなさんお上手でぶっちゃけ知らないジャニーズとか結構いたんですけどそれでも面白かったです。普段あまり日の当たらない趣味なもので、なんかこういうの楽しかったです。みんなで盛り上がるって楽しい。

 

・MVが楽しい

そしてこれ!最初に聴くのが音源のみなのと、このMVを観ながら聴くのとではまた受ける印象って違うんじゃないかなと思います。それくらいこのMVは良く出来ていると思うんです。

そのパーティー感的な部分からかLOVEマシーンの再来とも言われているようですが、その辺は…そう言われればそうな気もするというか…。たしかに世代的にラブマも学校で流行ってたし歌って踊れるんですが、その頃はそれ以上に地平線に届くように限界まで振りきっていたような…(ラルク)。深く語れるだけの知識はないです。

MV自体に話を戻します。MVの構成ってざっくり分けると演奏・パフォーマンスシーンとイメージシーンに分かれると思うんです。このMVはそのバランスがこれはすごく良いと思います。2つの配分的なバランスも良いし、2つの方向性的なバランスもばっちりです。最近のモー娘。はフォーメーションダンスに代表されるようにスキル推しな部分があったんですけど、ここにきてこの曲で真似しやすい感じのみんなで踊れそうなダンス持ってきてるんです。それに加えてたくさん挟まれるメンバーのはしゃぐ姿。それらの親しみやすさと楽しさが観る人「もっと見たい」「一緒に楽しみたい」という気持ちにさせて、ついついリピートさせてしまうのではないかなと思います、とこの記事書くためにとりあえず1回観ようと思ったはずが3回観たわたしが言ってみます(笑)。あ、先述のコラ画像が流行ったのもこういったところが要因のひとつなのかもしれないですね。

あと単純にヴィジュアル系界隈にはこんなに「楽しい」に振りきったPVはそう無いのでたまにこういうの見るとほんとしあわせです。浄化されます。バンギャルだって楽しいものみて笑顔になりたい。

 

・そしてやっぱり曲が良い

 つまるところはここですよね。どんなにコラ祭が楽しくても、素敵な映像がついていても、曲が良くなければ話にならない。でもこれは曲が良い!

ハロプロというとつんくさんプロデュースというのが大半の認識だと思うのですが、現在のハロプロはちょっとシステムが変わっています。この曲は赤い公園というガールズバンドの津野米咲さんという方が作詞作曲を手掛けています。色々あって今ではつんくさんじゃなくてもハロプロの曲書けるんですよ…V系じゃないんですけどGRの飯塚さんとか書いてくれないだろうか…。でもご安心を。しっかり「ハロプロの曲」です。それこそ巷でラブマ再来とか言われるほどに。

この曲の良いなって思うところは、やっぱり楽しいところです。お前何回楽しいって言うんだよって感じですが、やっぱり楽しいものは楽しいんです。印象に残るイントロ、掴みやすいAメロ、サビ前でちょっと違う表情を見せて、サビでドーンと盛り上がる構成が楽しい。一緒にリズムとりたくなるようなキメがいっぱいあって楽しい。一緒に踊ってみたくなっちゃうようなBPMで楽しい。とにかく楽しい。でもそれだけじゃないんです。ただ楽しいだけじゃなくて、なんか切ないような寂しいようなそんな空気がほんのちょっとだけ漂ってるんです。それを女の子たちがキラッキラな笑顔で歌っ踊っている。これがたまらない。

あと、このちょっとだけ漂う切ないような寂しいような空気感が個人的にツボだったんだと思います。やっぱりただ楽しいだけの曲には惹かれないです。これがわたしのバンギャル心を上手く刺激してここまでハマったんだと思います。余談ですが、わたしはつんくさんが曲を書いているからハロプロが好きなんだと思っていたんです。自身がバンドで曲を書きステージに立っていた人の作る曲だから、そこはかとなく漂うバンド感というかロックなにおいがあるから、何年もV系ばかり聞いていたわたしでもすんなり入っていけるんだと思っていたんです。でも最近のハロプロを見ていてそうじゃないかもと思い始めていて。まだ思い始めたところなので上手く言えないのがもどかしいんですけど(苦笑)、こういう曲の中でちょっとだけ顔をのぞかせる哀愁というか寂しさというか、ヴィジュアル系っぽく言うと「影がある感じ」というか、そういうものに惹かれているのかもしれません。

 

・ねぇ、知ってた?この曲、

鈴木香音ちゃんの卒業シングルなんだって!

ネットの芸能ニュースなどをよく見る方であれば、「モー娘。のぽっちゃりの子」と言えばピンとくるのかもしれません。現メンバーで一番Yahooニュースとかでトップページに載ってる子ですし。終盤で台詞パートを担ってるのが彼女です。

もしかしたら、先述した寂しさというのは彼女の卒業という事実を知っているからなのかもしれません。でもその彼女が曲中に言うんです。「しけた顔しちゃもったいないもったいない!」って。

私事ですが、長年ファンを続けてきたバンドが年内で活動休止します。すごーく負の感情でいっぱいになる時も正直あるんですけど、でもしけた顔しちゃもったいないんですよね。年内は活動があるんだから楽しまないと!そういう風に思わせてくれました。それでもネガティブになる時はあるんですけど(←)、でも前向きになるためのヒントをひとつ香音ちゃんからもらえた気がしました。卒業発表のコメントで「人の役に立ちたい」と言っていた香音ちゃん。香音ちゃんの笑顔にヒントをもらったバンギャルがひとりいるよ。ありがとう。

そんな香音ちゃんが笑顔で歌うんだから、笑顔で楽しみたい曲だなと思いました。

 

 

と、こんな感じです。あまり伝わらない文章だったかもしれないんですけど、とにかく良い曲なので、多くの方の耳に入って、たくさんの人が楽しめたらいいなーと思っています。

サタデナイッ!!

 

<