今更もう戻れない(仮)

好きなものを 好きなように 好きなだけ

2015.02.11   Psycho le Cému 15th Anniversary Live TOKYO PARALLEL WORLD~はじまりの奇跡~   豊洲PIT

日程や倍率で諦めかけたけど、なんとか行ってきました。Psycho le Cému復活ライブ!

行ってよかったの一言に尽きます。

あの頃に戻ったような、でも確実にあの頃の延長線上にいることが感じられるライブでした。

 

ここ最近だと一番視界的には良くなかったライブなので、メンバーの表情はもちろんステージ全体が見渡せないこともあって、レポというよりは感想メインになりますが、よろしければどうぞ。

 

 

前回の10周年記念復活ライブから5年…結成15周年を機にPsycho le Cemuが帰ってくる。

ついに客電が落ち、フロアは興奮と緊張に包まれ、復活ライブ1曲目のイントロが鳴り響………かなったー(笑)!!

 

まずはメンバーが全員登場し、それぞれのキャラクター説明とここは夢を失くした者が集まる東京パラレルワールドという場所であるということの説明が入りました。新宿カジノ町のギャンブラーキングYURAサマと上野ミュージックサファリパークのパンクモンスターseekと水道橋コロシアムの男爵レスラーⅢ世のLidaと原宿ホロスコープストリートのAYAはパラレルワールドの住人で、パラレルトラベラーのDAISHIとここにいるファンは夢を失くしてパラレルワールドに迷い込んだという設定でした。

新入りを歓迎しよう、宴の始まりだということで、ライブスタート!

 

01 激愛メリーゴーランド
02 MEGATRON

激愛がかかった瞬間の会場の盛り上がりは凄かったです。今までのサイコのライブ構成からして激愛が最初にくるかなと予想した人は多かったのではと思うのですがこの盛り上がり。とにかく凄かったです。

しっかりとは確認できなかったのですが、おそらくYURAサマがヘッドマイク的なものをつけていて「行くぜ東京!」って煽ったり、MEGATRONでは「ここから両手!」と振りを先導していたように思います。


03 愛の唄
04 インドラの矢
05 クロノス

ここでYURAサマがドラムに、AYAくんがギターに戻ります。

Dが「会いたかったぜお前らー!」と叫び、間髪入れずにseekのベースソロから愛の唄。こんなに早くこの曲を持ってくると思わなかったのでびっくりしました。でも絶対やるだろうけど、絶対聞きたかった曲なので嬉しかったです。思い出も詰まった曲なのでもう感無量でした。Dもよく声出てました…ほんとこの曲良かった…。

愛の唄で盛り上がった空気のまま、暴れ曲へ入っていきます。イントロでは頭を振ってもサビには振付があって、この感じサイコだなぁと思いました。インドラの矢は正直振りが思い出せなかったのですが、サビになったら腕が勝手に動いて自分に笑いそうになりました。あともちろんお約束の「俺たちが欲しいかー!」もありました。


06 one day
07 一億のパルチザン
08 LOVE IS DEAD

seekのデスボMCから始まったブロック。きっと「15周年のライブ」とか言いたかったんだと思うんですけど、「15年ぶりのライブ」って言ってました。ライブやらなすぎでしょwwでもそんな小さなミスで笑いが起きたり流れが止まるような生半可な盛り上がりではなかったですよ、この日は!

その流れでいったone dayはseekのターンでしたね。Dとの掛け合いも中盤のラップパートもバッチリでした。私事ですが、Aメロで思わず咲人さんがジャイ罰Aメロでやってる似非ラッパーみたいな動きをしていて、これがわたしの5年の軌跡かよと複雑な気持ちになりました。

LOVE IS DEADはちょー楽しかったです。大サビのプチドラムソロで全力で咲けたので思い残すことはないです。あとこれは演奏も印象に残っていて、楽器隊のゴリゴリ感とそこに乗る歌メロ綺麗さのコントラストが良かったです。みんな上手くなったなぁとしみじみ思い返しています。

 

 

ここでコントタイム。

夢を持たない青年(断じておっさんではない)DAISHIがパラレルワールドに迷い込んだところから始まりました。夢の無い青年なので、パラレルワールドに来ても特テンションは上がらずめんどくさそうな様子。

D「てか何やねんこの格好!だっさいわー!」

自分の衣装にもケチをつけています。

 

ここでYURAサマが登場。

ゆらさま「俺はこの新宿カジノ町のギャンブラーキング!」

D「自分でキングゆーてる人はじめて見た!」

ゆらさま「YURAサマだ!」

D「自分にサマ付けてる人初めてみたぁぁ!」

失礼な青年に少々イラっとしながらも、ここは夢を失くした者がくる東京パラレルワールドという場所だと説明するYURAサマ。とりあえずこんな変なところからは早く帰りたい(帰ってモンハンがやりたい)、帰る方法を教えてほしいと言うDAISHI。

ゆらさま「それなら原宿ホロスコープストリートに占いババがいる。そいつに聞いてみるといい」

D「占いババ…こっちの世界では原宿が巣鴨みたいなもんなんや……わかりました、行ってみます!よろしくピース!」

ゆらさま「なんかアイツ、ムカつくわー」

 

こうして占いババAYAのもとへ。

あや「見えるナリー見えるナリー」

D「いまどきキテレツ!?」

こんな感じのやりとりもありながら、元の世界へ戻る方法を占ってほしいと頼むDAISHI。しかし占い料は333万円だという。

D「えー!?この前バイトはクビになってもうたし、新しいモンハン買ってもうたから、そんな大金ないですー」

あや「おまえゴミナリな…」

現金で用意できないなら、上野ミュージックサファリパークにいるパンクモンスターのつけているネックレスでもいいと提案するAYA。そんな簡単にネックレスを渡してくれるだろうかと不安がるDAISHIに、無理矢理盗んででも持って来いと言うAYA。

D「それって犯罪行為じゃないですか!?」

あや「お前、犯罪行為はしないナリか?」

D「しないですよ」

あや「本当ナリか?本当に犯罪行為はしないナリか?犯罪行為はしないナリか?」

AYAくん犯罪行為連呼しすぎワロタwwこのくだりでこの日1,2を争う爆笑が起きていたと思います。みんなの辛い思い出をネタにしやがってww

ひとまずパンクモンスターのところへ向かうことにしたDAISHI。パンクモンスターは子犬くらいの大きさで、中指を突き立てると大人しくなるというアドバイスももらいます。

 

が、実際のパンクモンスターはseeKなので、子犬どころかDAISHIより遥かに大きいサイズ。とてもほんわかした曲調で、とてもデンジャラスな歌詞の歌を歌っています。でもDAISHIが近づくと歌うのをやめ、話しかけても無反応。困り果てたDAISHIが中指を立てると…

しーく「友達ペロ~!」

と嬉しそうにDAISHIに抱き着いてきました。そして一緒に歌うとペロ言われ、最初に歌っていたデンジャラスな歌詞の歌を会場みんなで歌います。このデンジャラスな歌はみんな友達という意味の歌らしく、この世界ではみんな真逆なんだなーと改めて実感、そしてめんどくさく感じるDAISHI。

そして本題のネックレスの件に入ると、あげるのは構わないが水道橋コロシアムの男爵レスラーⅢ世に勝負で負けて鍵を取られたとはなすseek。じゃあ取り返しに行こうということで、2人で水道橋コロシアムへ。

seekなんですが、ずっと語尾に「ペロ」をつけてしゃべっていて可愛かったです。こんなにもseekが可愛く思えたのははじめてでした。可愛かったですよ。

 

水道橋コロシアムではLidaが強い挑戦者を待ちながらトレーニングに励んでいました。「夢風車」と言いながら竜巻旋風脚のような動きをしたり、色々技を繰り出していました。でもあんまり強そうには見えない←

DAISHIとseekが到着し、鍵を返してほしいので挑戦を挑むも最初は弱そうなことを理由に断られます。それでも何とか挑戦権を得て、自分では敵いそうもないと思ったDAISHIはseekに戦うよう頼みますが断られます。

しーく「この前、別のバンドのライブで腰を痛めたから無理ペロー」

お疲れ様ですww

それでも元の世界に戻りたいDAISHIは自力で戦うことを決意、プロレス勝負を求めるLidaにしりとり勝負をすることも納得させます。そして「る」で攻める戦法で見事勝利。ネックレスの鍵も手に入れ、鍵穴に入れますが…開かない!そもそもなんでネックレスが必要なのかという話になり、占いババの333万円の話をすると

りだ「そんなんギャンブラーキングのYURAサマに言うたらすぐ出してくれるで。なんせ俺とアイツは、おんぶにだっこの仲やからな!」

はい、Daccoでましたーwwちなみにこの時のリーダーは気持ちいい位のドヤ顔でしたww

まぁとりあえずこういう時は鍵の110番だよねということになり、呼んでみると、現れたのはYURAサマ。どうやらここでバイトをしているとのこと。

りだ「お前、ギャンブルで積み上げた巨万の富はどないしたん!?」

ゆらさま「そのギャンブルで大損してもうて、もうないんや!」

こんな感じでわちゃわちゃしつつ、鍵も開かないでいると、「見えるナリー見えるナリー」と再びAYA登場。

 あや「この5人でバンドをやって、成功するところが見えるナリ!」

D「バンドって、いい歳していつまでも夢ばっかみてる大人がやってるやつやん」

コラww

あや「うるさいナリ!この5人でバンドをやれば夢を掴むことができて、元の世界にも戻ることができるナリ」

しーく「バンドやりたいペロー」

ゆらさま「じゃ、俺ボーカルっ♪」

あや「私がボーカルナリ!」

こうしてボーカル決めじゃんけんをしながら舞台はまた暗くなっていき、皆がダンス曲の定位置へとついていきます。



09.Prism

イントロが終わり、Aメロで響いたのはAYAくんのダミ声でした。じゃんけんに勝ったのはお前だったのかよwwてかまだコント続いてたのか。だまされた。こりゃさすがにだめだということになり仕切り直しになり、最初からやり直して、今度はちゃんとDAISHIバージョンで聞けました。

ステージと関係無い話をします。わたしはこの日は友人と2人で参戦でした。片側にはその友人がいて、もう片側には当然ですが知らない人がいました。30代前半位の(おそらく)1人参戦の男性でした。その方は、振りをするでも暴れるでもなく、曲にあわせてたまにリズムをとりながら見ていました。その方がこの曲で泣いていました。このコントの流れなのに、それでも心を震わせるだけの力をこの曲は持っているんだなと思いました。


10 春夏秋冬
11 浪漫飛行
12 With

AYAくんの定番「お前らブスナリ」のMCから始まったブロック。「おっはー!!」から始まって「お前ら相変わらずブスナリなー」って言われて、懐かしすぎて嬉しかったよ!そこから「もしかしてだけど~」のパロディがあったんですけど、AYAくんの滑舌の悪さとダミ声のタッグで何言ってるか聞き取れなかったです(苦笑)。友人も聞き取れず…どなたか聞き取れた方いらっしゃったら教えていただきたいです…。

春夏秋冬ってかなり高確率でDがサビで音を外すイメージだったんですが(失礼)、この日はしっかり綺麗に歌えていてとても良かったです。ただ次の浪漫飛行で歌詞を盛大にトチっていて笑いましたwwテレビカメラ入ってるのに*1よりによって人様の曲で間違えるとかww

「今日集まってくれたお前らに捧げます」ととても照れくさそうに言ったDのMCからWith。やっぱりこの曲はほんとDがカッコよく見えます。若干歌詞トチってた気がしなくもないけど!いいよ!


13 銀狼
14 LAST EMOTION
15 道の空

ここからラストスパート。

ラスエモは最終話の頃とかAメロBメロをあまり歌わずお経のように読み上げるスタイル(すみません良い表現が見つかりませんでした。あの頃はああいう歌い方がちょっと流行ってましたよね)で、個人的にそれがあまり好きではなかったので、今回はちゃんと歌ってくれていて良かったです。というか、今回のライブ全般そうですが、煽り曲でもがならずに響かせるような歌い方を通してくれていたのが嬉しかったです。サビでは友人は逆ダイ派でわたしはジャンプ派だったのですが、何年経ってもそれは変わらなくて何か面白かったです。

本編ラストは道の空。暴れ曲もダンスナンバーも楽しいけど、やっぱりサイコはこういう曲が似合うなーと思いました。それと同時に、もっと活動があれば、もっとライブの回数を重ねれば、この曲もまた違った表情をみせるのではないかと思わずにはいられませんでした。もっと見たいよ、Psycho le Cemu 。

道の空が終わり、YURAサマのロケットバイビーで本編は終了しました。

 

 

アンコールはDJ・AYAのDJタイムからスタート。YURAサマ、seek、Lida、DAISHIの順に一曲ずつ曲の一部を切り取り、それに合わせてメンバーが簡単な振付で踊って、それを見ながらファンも真似をして一緒にやるというコーナーでした。振付の先導はもちろんYURAサマだったのですが、そのYURAサマがインストラクターのそれにしか見えなくて、でもそういえばYURAサマってホントにインストラクターだったわ*2と思い出して、すごく納得しました

EN1 夢風車

この曲はちょうどタイミング良くYURAサマの立ち位置の視界が開けてキレッキレのダンスが良く見えました。ひとつひとつの動きの終わりにビシっと止まるのですごくキレがよく見えるんですよね。恒例の大サビ前のDソロでYURAサマとAYAくんが紙吹雪舞わせるパフォーマンスも健在でした。あと、リーダーのラップはめちゃめちゃ盛り上がってました。やっ夢風車のラップが一番楽しい!


EN2 聖~excalibur~剣
EN3 Murderer・Death・Kill

エクスカリバーキター!本編になかったので「まさかやらないとか…」と若干不安になっていたのですが、一軍の大本命選手が戦力外なわけなかったー!良かったー!

からのデスキル!このタイトルの字面だけ見るとなんか時代を感じます(笑)。Dは何回言うのさってくらい「俺たちが欲しいかー!!」と連呼し煽りまくっていました。

 

EN4 REMEMBRANCE

大ラスはREMEMBRANCE。超ベタな展開ですが、15周年記念の復活ライブなんだからこれくらい王道でないと。銀テープも飛びました。久しぶりの REMEMBRANCE

は、なんかキー下がってたんですけど(苦笑)、やっぱりクるものがありました。個人的にこの曲を叩いている時のYURAサマがすごく好きなので、YURAサマばかり見ていました(他の曲でもYURAサマばっかみてますけど←)。かっこよくて、キラキラしていて、見ているだけでしあわせでした。

曲の前にDがMCで「俺たち5人は、これまでこの曲に助けられてきたし、これからもこの曲を胸に頑張っていきます」と言っていました。そんな特別な、未来も照らしてくれる曲でライブは終了しました。

 

 

ライブが終わってみて、1番最初に思ったことはこれでした。

 

すごく良いライブだったんです。

あの頃に戻ったような、でもあの頃から確実にパワーアップした5人があの頃のその先を見せてくれたんです。それぞれが積んできた経験がとても良く還元されていたのかなと思います。

色々あったけど、やっぱり良いバンドだと思います。

 

久しぶりに見たYURAサマはかっこよかったです。そして想像以上に(笑)ドラムが上手くなっていました。愛の唄のあたりは正直ちょっと音がスカスカな気がして(特にバスドラ)こんなドラムだったけなーと思ってしまったのですが、クロノスあたりで重さがあるのに華がある、わたしの好きなYURAサマのドラムになっていました。叩く姿もかっこよくて華やかで眼福でした。ありがとうございました。この流れで鼻ネタはぶちこみません!

余談ですが、ちょっとこの位置からだとドラムは見えないかもと少し凹むような場所で見ていたのですが、杞憂でした。ドラムが高めの台の上に設置されていたので後方からでもかなり良く見えました。最近トラスでドラム台を囲う人のいるバンドばっかり見ていたので忘れていましたが、YURAサマはこういう人でした(笑)。

 

モバイルFCが発足したりとこれからを期待してしまうような雰囲気ではありますが、焦らず気長に待とうと思います。

だって5年待てたし。

待った分だけ、きっとまた良いものを見せてくれるでしょうから。

 

 

それでは最後はこれで締めたいと思います。

「また会えるその日まで

ロケットバイビー♪」

 

*1:4月にWOWWOWで放送予定

*2:世界73カ国で通用するAFAA認定インストラクターの資格を取得しているそうです

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